| NO.918472 ・優しい時間さん(男性/59歳)
 2017/04/03 23:45:33
 
 | 私の過去を理由に私に来るなと言うのはおかしい。ヘルパーとしては問題はないのになんで?と納得出来ないので お婆さんと話し合いたいと思うのですがどうでしょうか?
 
 ↑
 
 お話することはないと感じました。
 
 貴女がどれだけ優秀なヘルパーであるにせよ、それとは別の事情だと思いますよ。
 
 同じ基線上で語ることは難しい。
 
 彼にフラれた娘が、別の女性と結ばれた、その女性が自分の介護ヘルパーだった。。。母親として受け入れがたしは、致し方なしとも思うよ。
 人のこころとはそんなもんですよ(まして親なれば)。
 
 人間であるということは、自分のした事全てに責任を持つこと。
 自分の意志をそこに捉えて、物事の全体を見据えて判断すべしと。。。
 
 それはどちらが間違ってるからではなく、自分自身が包容力を持ち、「赦し」を見つけ出すのです。
 
 彼女は彼を失い、失望し涙したやも知れません。
 それを見た母は親としても慚愧に堪えません。
 
 その娘の希望を奪った相手は、今、目の前のヘルパー。。。
 素直に介護を御願いするには、こころ苦しい。。。
 
 ただ、それだけなのです。
 
 人にとって幸福とは、「良心のやすらぎ」なのです。
 あらゆる事象に誠意を持って生きることでもあるのですね。
 
 その元カノのお母様に対しても、受容なさるのです。
 
 それは貴女が嫌われてる、あるいは、ヘルパーとして劣ってるといった概念ではなく、その母のこころを誰も責めることは出来ないのですね。
 人間とは、その母も貴女も悲しい存在なのです。
 
 人とは、自らの感情に素直に生きることは、時に相手を傷つけることもある。でも、その中には決して傷つけたくないという思いもある。
 でも、そこに感情の矛盾もあるのです。
 
 親の愛もあり、夫への愛もあり、利用者への慈愛もある。。。
 みんな真剣に生きている。。。だからこそ、苦しむものだから。。。
 
 貴女のヘルパーとしての信念を貫こうとすればするほど、その母も貴女も苦しみは増してしまう。。。
 
 自分の苦しみを知り、相手の苦しみを知る。それを考えないで生きることの安易さよ。。。
 
 その過酷な大義にこそ、人はその矛盾や苦役から逃れられないのだから。。。
 
 楽になりましょう。。。貴女もそのことに自らを追い込まず。
 そして貴女が去ることで、その母も楽にしてあげましょう。。。
 
 そして自らの信念でヘルパーの仕事を邁進なさってください。
 
 誰も貴女を責める者などいないのだから。
 
 あまり考え過ぎて自分を追い込まないようにね。。。
 貴方が来てくれることを待っておらえるご老人は、いっぱいおられるのだから。。。「そこ」にこそ貴女の自尊心が救われもするだから。。。
 
 介護職、頑張ってくださいね。。。V
 
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