| NO.810859 ・汚ネコさん(男性/31歳)
 2013/03/10 10:22:52
 
 | 鍼灸マッサージ師の汚ネコと申します。医療従事者として二三アドバイスさせて下さい。 
 まずWikipediaにてパニック障害についてお読み下さい。難しい医療用語が並んでますが、分かる範囲で充分パニック障害について理解を深めることができます。
 
 それを読んだうえでアドバイスをお読み下さい。
 
 薬物療法に関しては一部の薬は対処療法ですが有効性が認められます。
 
 対処療法とは原因を取り去ることはできませんが『症状を抑える』あるいは『軽くする』ことができるという意味です。
 
 それじゃ意味が無いと思うかもしれませんが、こういった障害の多くの一番の被害は『日常生活を営めないこと』であり、薬に頼ることを辞めて悪化するケースがほとんどです。ですから主治医の処方は非常に意味があるので信じてあげて下さい。
 
 また精神療法、特に呼吸法に関しては腹式呼吸が自律神経を刺激するため非常に効果的です。
 
 方法としては
 
 @鼻から大きく息を吸い、お腹が膨らむよう意識して下さい。
 
 A口をすぼめて『ツーーー……』という空気が抜ける音を立てて息を吐き、できるだけ長く吐いて下さい。このとき膨らんだお腹が凹むよう吐いて下さい。
 
 B息が吐き切れてきたら息が切々になるのを目安に鼻からまた息を大きく吸って下さい。
 
 この方法で重要なポイントは『息を吐く』ことです。
 これによって骨盤底筋ならびに横隔膜が収縮し、横隔膜を支配する自律神経が刺激され、結果的に脳の視床下部と呼ばれる自律神経の最高中枢が刺激を受けて活性化します。
 
 また呼吸法以外にも水蒸気蒸留法で抽出したエッセンシャルオイル(精油)を使った『アロマテラピー』は、嗅神経から直接感情を司る大脳偏縁系を刺激できるため精神療法として医学的にも効果が期待できる治療法と思われます。
 詳しく知りたい場合は『アロマテラピー ナード』のキーワードにてお調べ下さい。
 
 
 
 最後にパニック障害などの自律神経疾患には鍼灸マッサージは医学的にも非常に有効であり、病院の治療と併用して行うことを個人的にはオススメいたします。
 
 最後に。きらりさんは頑張りすぎです。難しいかもしれませんがあまり気負わず気楽にまったり一呼吸置いて、それから何事も取り組んでみて下さい。きっとそのほうが物事が廻るはず。長々と失礼しました。
 
 ではでは。
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